FRP(繊維強化プラスチック)

手作業から自動化まで
多様なFRP成形を提案いたします

FRP(繊維強化プラスチック)とは？

ガラス繊維やカーボン繊維へポリエステルやエポキシ等の樹脂を含侵することで、通常のプラスチックより頑強に作れる製法をFRPといいます。
アルミより軽く、鉄クラスの強度を実現します。

また、FRPでよく使用される不飽和ポリエステルやエポキシといった素材は耐薬品性、耐油性、耐熱性にも優れるため浴槽や屋外のアミューズ関係、浄化水槽、屋外使用のカバー、アンテナ、グリーストラップ、風力発電のブレードなど過酷な環境下で使用される部品に採用されております。

一般的に多くみられるFRPとしてはトラックの運転席の上についた導風板・エアデフレクターがございます。高強度で軽いことを好まれて長年採用されております。

ハンドレイアップやL-RTMなどはFRP製の成形型を用いて成形することが一般的となります。そのため、金属製の金型と比較して初期投資を抑えた開発が可能です。

特徴・強み

当社では大型で少量多品種の傾向が多い医療機器のハウジング・カバーの実績が多数ございます。
相手パーツとの嵌合性や外観や強度などお客様の問題点やニーズに向き合い、解決してきた実績から、FRPのご提案には自信があります。

01

軽量＆高強度
金属の代替として最適です。

02

複雑形状対応アンダーカット部の成形も可能です。

03

小ロットに強い型費を抑えた製法が豊富で
大型品を容易に作成できます。

成形設備で成形しているもの

離型が困難な形状も対応しています

複合素材による長所を活かした加工も可能です

アウトサート加工や嵌合調整も対応可能です

ゲルコート仕上げの大型成形品も対応可能です

多様なニーズに応えられます。

量産数量や製品サイズ、強度などに応じて当社は多彩なFRPのご提案が可能です。
「塗装レスで美しい外観に仕上げたい」「塗装で梨地シボのカバーを作りたい」など、
外観のお悩みには特に強みを持ってご提案可能です。

ハンドレイアップ(HLU) FRPの一番代表的な製法となり、高強度で初期費用は最安です。
成形型に手作業でガラスマットと樹脂を積層する工法で、熟練した技術が必要となります。
スプレーアップ法 チョップ状のガラスマットと樹脂を同時にスプレーして積層する方法です。浄化槽など大型品への採用例がございます。
L-RTM FRP製の成形型でキャビ・コアを用いて真空の力でガラスマットへ樹脂を含侵することが可能です。均一な肉厚と、HLUより生産性が優れ、部品精度も高い工法となります。
シリコンバッグ(VPI) 通常のFRP製の成形型に、シリコン製の成形型がセットとなった製法です。成形時に人が介在することが少なく、作業の平準化が可能な点とアウトガスが少なく、使用樹脂もL-RTMより少なく済むので海外ではハンドレイアップの代替工法として広まっております。
SMC 樹脂に短繊維を混合し、さらに充填剤や添加剤を加えたシート状の複合材料をプレス成形する工法です。高精度・高強度の部品を大量生産することが可能です。浴槽などでの採用されております。
BMC SMC同様に金型で成形を実施するため、大量生産向けではございますがSMCより2025年段階では原料が数百kgで調達できるため、中量生産にも適しております。
フィラメントワインディング 連続繊維を樹脂に含浸させた状態でマンドレル（芯型）の上に巻き付け、硬化させて成形するFRPの成形法です。主に円筒形や球形などの回転対称形状の部品を高強度・高剛性で製造するのに適しています。圧力容器などに採用例がございます。

私たちが選ばれる理由

01

大型成形×高品質塗装

1000mmを超える大型カバーや筐体など、通常の工法では難しいサイズも、FRPならではの自由度で対応可能です。さらに当社は塗装クリーンルームを活用し、FRP表面にも美しい塗装仕上がりを実現します。

02

FRPの全製法がご提案可能です

部品の大きさや数量、部品精度をヒアリングさせていただき、最適なFRP工法のご提案が可能です。 また、樹脂切削や真空成形、熱プレス成形などを交えた複合提案を得意としておりますので、「FRP＋透明窓」、「FRP＋簡易カバー」など他の工法との組み合わせもお気軽にご相談ください。

03

一貫生産体制

成形だけでなく、塗装・ロゴ印刷・金属部品とのASSY（組立）まで対応を得意としております。

適用事例

  • 医療機器の大型カバー（MRI・CT）
  • 分析装置の筐体部品
  • 通信機器の特殊ハウジング
  • 半導体関連の装置カバー
  • 車載表示装置カバー
  • アンテナカバー

一貫対応で品質・納期も安心

設計・モデリング支援：
早期段階から量産を見据えて支援可能です。
成形・塗装・印刷・ASSY：
後工程も社内／協力企業で一貫対応致します。
環境・品質対応：
RoHS・REACHなど各種環境調査も可能です。

少ロット品における最後の砦

近年のFRPでお問合せが多いケースが、廃業や人手不足などの将来性不安でのハンドレイアップからの切替え要望がございます。

L-RTMやVPI(シリコンバッグ)による持続性・継続性の高い工法や真空成形とFRPのハイブリット成形などをご採用いただき、ソリューションできた事例も多数ございますので諦める前にまずはご相談ください。

お客様の構想を「カタチ」に。

どんな形状も、どんなサイズも。
まずはお気軽にお問い合わせください。最適な提案に尽力します。

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大和樹脂はプラスチック加工のプロフェッショナルです。
「ものづくり」につきましては、何でもご相談ください。

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